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天然ガス 


Illinois

600 megawatts

ケーススタディ

Nelson Energy Center

経緯
母体である Invenergy と同様に、Nelson Energy Center の歴史もまた変化の連続でした。2004 年、破産手続きによって建設半ばで工事がストップしていた施設を Invenergy が買収したところからストーリーは始まります。工事が中断されたことで職を失った建設作業者は、1,000 人に上りました。2013 年に建設を再開し、米国イリノイ州リー郡にある発電規模 600 メガワットの天然ガスを使ったガス複合発電プロジェクトは、2015 5 月に本格的な操業を開始しました。
そして 2022 年、Invenergy Sauk Valley との連携により、当社初となるクリーン水素プロジェクトの開発に着手することを発表しました。この水素プロジェクトでは、近隣の太陽光発電施設でクリーン エネルギーを生成する予定です。このクリーン水素プロジェクトの操業開始は、2023 年を予定しています。
特徴
Nelson Energy Center の建設に際しては、施設のエネルギー出力と効率性を最大限に高めると同時に、各種排出量も削減できる最先端の燃焼タービンと蒸気タービンを導入しました。さらに、現地に水処理設備を設けて、施設内で使用した水の浄化を行っています。
しかし、これで終わりではありません。Invenergy のチームは、Nelson Energy Center の有用性をさらに広げる可能性を見出し、2022 年、施設近隣の 2 万平方メートルの土地を使った、Sauk Valley クリーン水素パイロット プロジェクトを発表しました。Invenergy は、クリーン エネルギーの専門技術の組み合わせを生かし、施設と隣接する Sauk Valley の太陽電池を組み合わせることにより、この水素施設にクリーン エネルギーを供給します。このクリーン水素施設は、年間のクリーン水素生産量が最大 40 トン、施設内の水素貯蔵量は 400 キログラムとなる見込みです。貯蔵量を超えた水素は、大半が施設外へと送られ、他の目的に利用される予定です。
影響
Nelson Energy Center は、リー郡とその周辺地域にクリーン エネルギーを届けるだけでなく、その建設に際して 350 人の作業者の雇用を生み出しました。現在、20 数名を超えるフルタイム従業員が施設の運用と管理に従事しています。Nelson Energy Center とその拡張施設の発電量は、37 9,000 世帯を超える家庭に十分な電力を供給できます。さらにこのプロジェクトは、州税や地方税を通じて地域に 99 万ドル以上を投資し、賃金や手当として 370 万ドル支払っています。
クリーン水素パイロット プロジェクトが操業を開始すれば、Nelson Energy Center はクリーン エネルギー業界の変革を代表する事例となるでしょう。1 つの施設で 3 種類のクリーン エネルギー技術を導入したことは、米国中西部におけるクリーン エネルギーへの移行の加速を促進するための、実証された実験場ともなっています。

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